永遠の愛を君に

この美しく、雄大な景色を目の前に、オレのテンションは、フルスロットル！


もう、ジッとして居られない衝動に駆られ、花畑めがけて駆け出した。


一気に加速する！

風を切る音が聞こえる！

身体が軽いっ！！


あぁ、、こんな感覚、久しぶりだっ！！


どこまでも続く野を夢中で駆けて行く。
時々蝶に挨拶。
時々、あの甘い花の香りを胸いっぱい吸い込む。


そうやって、気の済むまで駆け回った後で、ようやく気付いたんだ。

何かが足りない事を。
何か違う、、


「何だったかな・・・？」

なんだか、急に心細くなり、オレはその場に腰を下ろした。