今度は日本を救います
「んー、聞いてはいたけど本当に苦手なんだね」
「だから、っはぁ、そう言っ、てるじゃない、っですかぁ! 」
刀と銃を同時に使って戦うことを専門とする佐伯さんとにひたすら戦い続けて2時間。
体力の限界に加えて、体は傷だらけ。
何度も銃弾が当たったところはあざになり、刀で切られたところからは血が出ている。
魔法が使えたら即殺せたのに……!!
「いやぁ、楓ちゃんの言うことは割と信じられないからね。それにしてもこれだけボロボロになっても弱音を吐かないから、つい本気になっちゃった」
「っ大人気ない……」
「まぁまぁ。とりあえず治しに行こうか」
不便なことに治癒は自分に対して使えないので、治癒の使える魔法使いの元まで行かないといけない。
戦ってる時は無理にでも体を動かしてたんだけど、1度やめたらもう動かない。
痛みに耐えながらじっとしている私を見て佐伯さんは初めて反省した顔をした。
「あー、ちょっとやり過ぎた?」
「こんなに怪我したのは魔王退治以来です」
訓練中は専属の医者が、ある程度怪我をしたら治してくれたので、これだけ怪我したのは魔王と戦った時以来。
佐伯さん容赦無さすぎ……
「困ったなぁ……これじゃあ治すことも出来ない」
「っ放っとけば治ります」
「時々発揮されるその男気なんなの?こんな酷い傷放っといたら失血死で死ぬよ?」
そんなの佐伯さんのせい……!
そう思いながら睨むと、困った顔をして近づいてきた。
「だから、っはぁ、そう言っ、てるじゃない、っですかぁ! 」
刀と銃を同時に使って戦うことを専門とする佐伯さんとにひたすら戦い続けて2時間。
体力の限界に加えて、体は傷だらけ。
何度も銃弾が当たったところはあざになり、刀で切られたところからは血が出ている。
魔法が使えたら即殺せたのに……!!
「いやぁ、楓ちゃんの言うことは割と信じられないからね。それにしてもこれだけボロボロになっても弱音を吐かないから、つい本気になっちゃった」
「っ大人気ない……」
「まぁまぁ。とりあえず治しに行こうか」
不便なことに治癒は自分に対して使えないので、治癒の使える魔法使いの元まで行かないといけない。
戦ってる時は無理にでも体を動かしてたんだけど、1度やめたらもう動かない。
痛みに耐えながらじっとしている私を見て佐伯さんは初めて反省した顔をした。
「あー、ちょっとやり過ぎた?」
「こんなに怪我したのは魔王退治以来です」
訓練中は専属の医者が、ある程度怪我をしたら治してくれたので、これだけ怪我したのは魔王と戦った時以来。
佐伯さん容赦無さすぎ……
「困ったなぁ……これじゃあ治すことも出来ない」
「っ放っとけば治ります」
「時々発揮されるその男気なんなの?こんな酷い傷放っといたら失血死で死ぬよ?」
そんなの佐伯さんのせい……!
そう思いながら睨むと、困った顔をして近づいてきた。