今度は日本を救います
「月見里 楓の勝利!!」



“うぉぉぉぉぉぉぉ!!”



さっきよりも大きい歓声の中、先輩と2人でステージから降りる。



「どうやって僕のこと見つけたの?」



「気配遮断は完全に姿を消したわけじゃありません。気配を消しただけですから、よーく目を凝らして、ナイフが飛んでくる方向を主に観察すれば、意外とすぐ見つかりますよ。それと1度見つければ完全に存在を認識できるようになりますから、それからは楽勝ですよ」



「うっわー……何この1年……」



微妙に私の方が魔法使い歴は長いんだからバカにしないで欲しいね。


この先輩との戦いから私の注目度はうなぎのぼり。


先輩と戦った後は、1度だけ生徒会の議長さんに当たったけど、それ以外特に強いと思える人はいなかった。


議長さんは転移でちょっと大変だった。

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