リング
2015/12/31
「じゃーん!私達、結婚することになりました!」
「まじか!すげぇな!」
薊と新人(あらと)は薬指の指輪を見せる。それを見た会社の同僚は驚きの声を上げる。
「どっちがプロポーズしたの?」
「もちろん俺さ」
「まぁそこはね、男がやんないと!」
「でも私も丁度結婚したいなって思ってたよ、しんくん」
薊は新人の腕に自らの腕を絡ませる。
「どっぷりリア充だね…」
「本当、こんなにラブラブな夫婦他にいないわよ」
その光景を1人憎しげな表情でみる女がいた。目が行き届かない机の下で爪の周りの皮がまためくれ上がった。
「なんなのよ…あの女…」
彼女の名は佑月薫(かおる)。彼女の目には憎悪の意が宿っていた。
「じゃーん!私達、結婚することになりました!」
「まじか!すげぇな!」
薊と新人(あらと)は薬指の指輪を見せる。それを見た会社の同僚は驚きの声を上げる。
「どっちがプロポーズしたの?」
「もちろん俺さ」
「まぁそこはね、男がやんないと!」
「でも私も丁度結婚したいなって思ってたよ、しんくん」
薊は新人の腕に自らの腕を絡ませる。
「どっぷりリア充だね…」
「本当、こんなにラブラブな夫婦他にいないわよ」
その光景を1人憎しげな表情でみる女がいた。目が行き届かない机の下で爪の周りの皮がまためくれ上がった。
「なんなのよ…あの女…」
彼女の名は佑月薫(かおる)。彼女の目には憎悪の意が宿っていた。