今宵の月のように
内容によっては答えないって…。
「やっぱり、教えてくれないんですか?」
そう言った私に、
「何が?」
宮本さんは訳がわからないと言うように聞いてきた。
「――あなたの正体ですよ」
私がそう言った瞬間、宮本さんはようやく外から私の方へと視線を向けてくれた。
「一体、あなたは何者なんですか?
どうして教えてくれないんですか?」
「…それが聞きたいことか?」
そう聞いてきた宮本さんに、私は首を縦に振ってうなずいた。
「あなたは何者なんですか?
やましいことがなければ、教えてくれたっていいじゃないですか!
それとも…」
「――ごめん…」
何故だか急に謝ってきた宮本さんに、私は口を閉じた。
「やっぱり、教えてくれないんですか?」
そう言った私に、
「何が?」
宮本さんは訳がわからないと言うように聞いてきた。
「――あなたの正体ですよ」
私がそう言った瞬間、宮本さんはようやく外から私の方へと視線を向けてくれた。
「一体、あなたは何者なんですか?
どうして教えてくれないんですか?」
「…それが聞きたいことか?」
そう聞いてきた宮本さんに、私は首を縦に振ってうなずいた。
「あなたは何者なんですか?
やましいことがなければ、教えてくれたっていいじゃないですか!
それとも…」
「――ごめん…」
何故だか急に謝ってきた宮本さんに、私は口を閉じた。