今宵の月のように
洗濯をして、部屋の掃除をすると、ベランダの窓を開けた。
窓を開けた瞬間に涼しい風が入ってきたので、それを躰に取り込むように深呼吸をした。
「もうそろそろで夏も終わりか…」
今年の夏は宮本さんに会って、仕事を辞めて、上京してからやりたかったことを好きなだけやった。
ほぼ働きづめと言っても過言ではなかった去年の夏とは大違いだ。
来年の夏はどうなっているのだろうか?
もう働いているのかな?
次は自分の時間がちゃんと取れるところができるところで働けているといいな。
そんなことを思うけれど、
「寂しいな…」
部屋にいるのは、私1人だけである。
宮本さんはまたどこかへと行ってしまった。
せめて、どこへ行くのかくらい教えてくれたっていいのに…。
窓を開けた瞬間に涼しい風が入ってきたので、それを躰に取り込むように深呼吸をした。
「もうそろそろで夏も終わりか…」
今年の夏は宮本さんに会って、仕事を辞めて、上京してからやりたかったことを好きなだけやった。
ほぼ働きづめと言っても過言ではなかった去年の夏とは大違いだ。
来年の夏はどうなっているのだろうか?
もう働いているのかな?
次は自分の時間がちゃんと取れるところができるところで働けているといいな。
そんなことを思うけれど、
「寂しいな…」
部屋にいるのは、私1人だけである。
宮本さんはまたどこかへと行ってしまった。
せめて、どこへ行くのかくらい教えてくれたっていいのに…。