今宵の月のように
テロリスト集団が逮捕されたニュースは2日くらい続けて報道されたが、新しい情報が入ってくることはなかった。
その後は他のニュースに流されるように、消えて行った。
それから1週間が経った日のことだった。
「――あー、寝過ぎた…」
1時間だけ昼寝をするつもりだったのに、スマートフォンで時間の確認をしたら夜の7時を過ぎていた。
当然のことながら、太陽は沈んでいる。
夕飯を作ろうと思ってキッチンへ行って冷蔵庫を開けたが、
「しまった、買い物に行ってない…」
空っぽになっている冷蔵庫を見ながら、私は呟いた。
そうだ、今日は買い物をしようと思ってたんだ。
なのに長い昼寝をしたせいで、予定はパーになってしまった。
「まだスーパーマーケット、空いてるよね」
確か、近所のスーパーマーケットは8時に閉まるはずだ。
そう思いながら、トートバックに財布を入れると部屋を後にした。
その後は他のニュースに流されるように、消えて行った。
それから1週間が経った日のことだった。
「――あー、寝過ぎた…」
1時間だけ昼寝をするつもりだったのに、スマートフォンで時間の確認をしたら夜の7時を過ぎていた。
当然のことながら、太陽は沈んでいる。
夕飯を作ろうと思ってキッチンへ行って冷蔵庫を開けたが、
「しまった、買い物に行ってない…」
空っぽになっている冷蔵庫を見ながら、私は呟いた。
そうだ、今日は買い物をしようと思ってたんだ。
なのに長い昼寝をしたせいで、予定はパーになってしまった。
「まだスーパーマーケット、空いてるよね」
確か、近所のスーパーマーケットは8時に閉まるはずだ。
そう思いながら、トートバックに財布を入れると部屋を後にした。