ふわふわ
本当のすがた
温泉旅行にも行って2人の仲が確実に深まったとき
私はふとあることが気になった
…私、優真くんのこと何も知らないなぁ。
お家の事情は知ってるけど、
学校もお家の場所も、なにが好きでなにが嫌いなのかも…
優真くんは私のことを何でも聞いてくれるし、察してくれるけど…
わたしは全然だなぁ…
…よし、優真くんに質問しよう。
そう思った私は早速優真くんにメッセージを送った
『優真くんのことについて、もっと知りたいです』
どう送ったらいいか分からなくて、こんな文章になってしまった…
優真くんはいつも5分以内に返信してくれる
今回もすぐに返事が返ってきた
はやすぎ…
『俺のこと?何でも聞いて』
『学校はどこなの…?今思うと聞いたことないなぁって。』
『結衣の母校の〇×高校だよ。』
あぁ!同じ高校だったんだ!
知らなかったなぁ…
…母校のことなんて、言ったっけ?
『お家はどこにあるの?』
『俺の家は結衣の家から15分くらいのところ』
そうなんだ…割と近いんだ…
『今度、来る?』
『行く!』
会うのはいつも私の家ばかりだったから、たまには優真くんのお家にお邪魔してみたい…
そんな気持ちもあって即答だった
『好きなものと嫌いなものは?』
『好きなものは結衣、嫌いなものは結衣に近づく男』
『そ、そうゆう好きじゃなくて、食べ物とか…!』
…返事を打ちながら自分の顔がニヤニヤしてるのが分かる
なんだか、うれしくて、幸せだなぁ
『好きな食べ物…結衣の作った料理が食べたい。嫌いなものは特にない』
私の料理…
料理はそんなに上手くないんだけど…練習しようかな…
『今度、作ってあげるね』
『楽しみにしてる』