ふわふわ








トントントン…

食材を切っているとき



「結衣。ひま」



優真くんが後ろから抱きついてきた



「優真くん!危ないよ…」



「ひま…」



うぐぐ、その子犬のような瞳で見ないで…!


「でも危ないから、今は離れて…?」


「…じゃあ横で見てる。」



今日は何だかいつもより甘えん坊さんだな…
なんだか、可愛い…



「結衣、普段から料理するの?」


「んー、たまにするぐらいかなぁ…」


「へー…」


「優真くんは?」


「俺は毎日作ってる」




「ええぇ!?じゃあ私じゃなくて優真くんに作ってもらった方が美味しいんじゃ!?」



「俺は結衣の料理が食べたい」



「そ、そっか…」



毎日料理するんだ…

家庭的な男の子だ!素敵だ!



また今度作ってもらおう♪








「できたー!」





「いいにおい、美味しそう」



「召し上がれ!」



ぱくっとオムライスを口に入れる優真くん




「おいしい」


ふわっとにこやかに微笑む優真くん



か、可愛いっ…!!!!
なにこの天使、可愛すぎない!?


「あ、ありがとう!優真くん」



今日は優真くんが天使の日だなぁ…








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