【短】セント·ミステイク ~高2編~
そうだ。港はさっさと私の事名前呼びに切り替えたけど、私はこの時まだ“蜂谷”って呼んでたっけ。


『もう名前で呼んでくれてもいいんじゃねぇの?』


いつまでも“港”と呼ばない私に痺れを切らした港が私に迫って来たのが、つき合って3ヶ月が経った高2·5月。


『え~~~っと……もう少し待って頂いても………』


『ダメ。もう我慢の限界。港って呼んでくれなきゃ、ずっとこのままでいるぞオレ』


『ヒャアアアアアッ!!//////』


なんであの日バックハグしながらうなじにキスして来たのかは、未だに分からない。変態めっ!!
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