【短】セント·ミステイク ~高2編~
初めてデートした時の記憶も、カップルになってから初めて貰ったメールも、ちゃんと残ってる。


この1年様々な事があったけど、どれもこれも“恋人同士の鷲森 小町と蜂谷 港”を作り上げて来た、大切な思い出達なんだ。


「――――…まだまだこれからなんじゃねぇ?」


「へっ?」


ヒョイッと顔を港に向けると、港はいつの間にか3つ入れといたガトーショコラを1つ完食している。


「確かにもう1年経ったけど、オレはまだまだこれからも小町と一緒に色んな出来事を重ねて行きたい。だから“ずーーっと”覚悟しておけよ、小町」


「んっ………」
< 16 / 20 >

この作品をシェア

pagetop