【短】セント·ミステイク ~高2編~
気づいた時には港の唇で自身の唇を塞がれていて、思わず声が漏れた。


重なる唇から温もりと同時にガトーショコラの甘味も伝わって来て、クラクラする。


「み、なと……」


「小町…カワイイ」


チュッチュッと何度も小鳥が啄む様なキスを繰り返されて、冗談抜きで心臓のスピードが倍速まで急上昇してしまった。


あっ、甘い…空気も港本人も甘過ぎる……!!


私に優しくなってくれたのは嬉しいけれど、あまりにも甘過ぎると私の頭パンクしちゃうよ………ッ。


「んぁっ……」


暫くキス攻撃に耐えていると、ようやく解放される唇。
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