【短】セント·ミステイク ~高2編~
人前でも普通に手を繋ごうとしたりヤキモチを妬いたりして、1年生時代の私達を知っている人は皆ビックリ。


『やっとくっついたのは良かったけど、港君変わり過ぎじゃない?』


『でも愛されてるね小町!良かったね!!』


友達に祝福されても、お互い『鷲森』に『蜂谷』だった呼び名を名前に変えても、恥ずかしいものは恥ずかしいっ!//////


「そうだ小町ちゃん。そろそろアレくれてもいいんじゃね?」


どうしたもんか…と考えていると、相変わらず私の頬を撫で続けていた港がよっと体を起こして隣に座った。


アレ…?――あっ、アレか……
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