彼氏は死神!
「…は?何が?それより早く下ろしてよ!!」



私は恥ずかしさを紛らわすために怒鳴る



「怒りんぼだなぁ。それじゃぁ、シワが増えちゃうよ♪」



コーラルは悪魔の微笑みを魅せる



うぅっ…。カッコいい…



って違ーう!見惚(みと)れてる場合じゃない



「うるさいな!ほっといてよ!それと早く下ろして」


「はいはい。今、下ろすよ」



そう言いながら私を近くのベンチに座らせ



コーラルは私の前に立ったまま…



言葉を交わさず少しの時間が流れた





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