狂愛 _キミガスキ_
「えっと… 、」

明らかに動揺している。
ああ、怖がらせちゃったかな?
大丈夫だよ、僕はキミを守りに来たんだ 。


何も言わず ただ見詰めるだけの僕を見て
彼女は

「 あの男です 」

と僕の車の近くのベンチに
座っている男を指した 。


ああ

アイツね ?

___ 僕の彼女に付き纏ってるのは 。
< 31 / 42 >

この作品をシェア

pagetop