何度も貴方と恋をする
「う、うん…。」
と私が答えると、
「ほら、だったら早く行っておいで。」
と言って私の背中を押した。
私は一度教室に戻った。
今もし私が屋上へ行かなかったら、私の隣に空は居なくなる…。
でも、行って未来が変わらないとしたら。
あの日と状況が変わらないのかも…。
そう思うと私は、なかなか屋上へ行けなかった。
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