何度も貴方と恋をする
「結局、渡す暇無かったなぁ…。」
私が教室を出ようとした時、バッタリ空に会った。
「今から帰るのか?」
「うん。空も?」
「あぁ。一緒に途中まで帰ろうぜ。」
「うん。」
そして空もカバンを取り一緒に帰った。
「今日は1日大変だったねぇ。」
「羨ましいだろ。」
「別に。だいたい、そんなにチョコ食べたら鼻血でるわよ。」
「そんなにって一個も受け取ってねぇよ。」
と空が言った。私は思わず足を止めた。
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