世界の本
《例え世界が破滅の道に進んでも
僕達家族は繋がっているよ…》

多分お父さんの字だ。
カクカクしすぎず、丸すぎず。
お父さんの字はくせがあるからわかりやすい。

なんでさっきの夢の中の忠告といい、この写真といい、
「破滅」とか「世界が滅亡」とかいうのだろう?

あの男も、お父さんも……




母「紅~!ご飯だよー!!」

お母さんだ。
そっか…もう夜なのか。

昼寝しすぎちゃったかな。


紅「はーい!!今行くね!」

私は今高校生。
明日は月曜日だから学校に行かなければならない。

私はご飯を食べるために急いで下の階に降りた。
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