バタートースト
ある日曜日の朝、おじいちゃんが倒れたとかで、ママはじっかに帰り、ぼくはパパとるすばんをしていることになった。

「そうだ、朝ごはんにイチゴJAMトーストたべよう」

と、ぼくは思い立ちトースターの中に、パパの分とぼくの分のパンを二枚そろえて入れて、自分のカップにミルクを注ぎながらパンが焼けるのを待った。

―チン!―

パンの焼けた音がする。
うん、ママみたいなきれいなキツネ色には仕上がらなかったけど、はじめてにしちゃ上出来だぁ。

ぼくはさっそくイチゴJAMをいつものように自分で塗って食べた。
―うん?いつものようにおいしくない―
なぜだろう。
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