氷の華
「そこで相談なんですけど、新店舗は俺に任せて貰えませんかね?」
「残念だが、新店舗は柿沢に任せようと思っている。此処の神林を[ミルキィ]に移すつもりだ。」
直ぐに却下された自分の案に、桃城は天井を仰いで長く煙を吐き出した。
「柿沢君って、新しく[ミルキィ]の店長になった人でしたよね?そんな人を[whiteーcastle]にぶつけて大丈夫ですか?」
俺が[ミルキィ]の元店長である柴山に、返り咲くチャンスが無いと心中で呟いていたのには、こういう目論見があったからだ。
[ミルキィ]だけで見れば不足している人材も、系列店へと視点を広げれば変わりは幾らでも居る。
あとは柴山の安いプライドと、[ミルキィ]にしがみつく体力が尽きた時点で用済みだ。
「今の柿沢なら大丈夫だろう。また様子を見に来る。」
これからも退屈な日々が続くと分かり、桃城は溜め息を吐きながら[ミルキィ]に向かう俺を送り出した。
「残念だが、新店舗は柿沢に任せようと思っている。此処の神林を[ミルキィ]に移すつもりだ。」
直ぐに却下された自分の案に、桃城は天井を仰いで長く煙を吐き出した。
「柿沢君って、新しく[ミルキィ]の店長になった人でしたよね?そんな人を[whiteーcastle]にぶつけて大丈夫ですか?」
俺が[ミルキィ]の元店長である柴山に、返り咲くチャンスが無いと心中で呟いていたのには、こういう目論見があったからだ。
[ミルキィ]だけで見れば不足している人材も、系列店へと視点を広げれば変わりは幾らでも居る。
あとは柴山の安いプライドと、[ミルキィ]にしがみつく体力が尽きた時点で用済みだ。
「今の柿沢なら大丈夫だろう。また様子を見に来る。」
これからも退屈な日々が続くと分かり、桃城は溜め息を吐きながら[ミルキィ]に向かう俺を送り出した。