氷の華
「いらっしゃいませ、蘭です。お隣、失礼しますね。」
予習していたとおり、隣に座ってからお客様に名刺を差し出した。
白に淡い桜色の縁取りが施され、真ん中に銀色で私の名前が刻まれた名刺。
それを眺め、何かを納得したようにお客様は口を開いた。
「[ミルキィ]は粒揃いだと聞いていたけど、うん、噂は確かだったみたいだ。」
「お上手ですね、有り難う御座います。」
続く嬉しいですよという言葉は、自然に出てきた笑顔で伝えた。
最初が上手くいったからか、お客様がこういう場に慣れていたからか、楽しい会話は止まる事無く進み、顔見せの数分間はあっと言う間に終わってしまった。
予習していたとおり、隣に座ってからお客様に名刺を差し出した。
白に淡い桜色の縁取りが施され、真ん中に銀色で私の名前が刻まれた名刺。
それを眺め、何かを納得したようにお客様は口を開いた。
「[ミルキィ]は粒揃いだと聞いていたけど、うん、噂は確かだったみたいだ。」
「お上手ですね、有り難う御座います。」
続く嬉しいですよという言葉は、自然に出てきた笑顔で伝えた。
最初が上手くいったからか、お客様がこういう場に慣れていたからか、楽しい会話は止まる事無く進み、顔見せの数分間はあっと言う間に終わってしまった。