氷の華
「船なんかを取り扱う仕事です。今日は僕が今度主任を任される事になったお祝いにって、坂本専務が連れてきてくれたんですよ。」
「主任を任されるなんて、宮口さん凄いんですね。」
私にとっては、宮口さんから聞く事全てが初めての事ばかりで、とても新鮮だった。
気にせずにドリンクを頼んで良いという坂本さんの言葉に甘えて、私もウーロン茶を頂けた。
羽振りも良く、楽しいテーブルだったのだけれど、私がテーブルに付いて一時間を過ぎた頃から、四人で話すようになったのが間違いだった。
お題は、釣りが趣味だという坂本さんの先週末の釣果。
一緒に出掛けた釣り仲間の中でも、一番の大物を釣り上げた話しは、セット時間終了まで延々と繰り返される事になった。
でも私としては、坂本さんの手振りで表す魚の大きさが、酔いに任せて段々大きくなっていくのが面白かったから、苦だとは思わずに聞いていた。
「主任を任されるなんて、宮口さん凄いんですね。」
私にとっては、宮口さんから聞く事全てが初めての事ばかりで、とても新鮮だった。
気にせずにドリンクを頼んで良いという坂本さんの言葉に甘えて、私もウーロン茶を頂けた。
羽振りも良く、楽しいテーブルだったのだけれど、私がテーブルに付いて一時間を過ぎた頃から、四人で話すようになったのが間違いだった。
お題は、釣りが趣味だという坂本さんの先週末の釣果。
一緒に出掛けた釣り仲間の中でも、一番の大物を釣り上げた話しは、セット時間終了まで延々と繰り返される事になった。
でも私としては、坂本さんの手振りで表す魚の大きさが、酔いに任せて段々大きくなっていくのが面白かったから、苦だとは思わずに聞いていた。