氷の華
[ミルキィ]のナンバー1だと言うから、私なんかは恐れ多いとすら思っていたのに、莉沙さんは普段から爛漫な笑みを見せる人で、流亜さんも慕っているようだった。


でも一度だけ、その笑みが凍り付いたように見えた時があったような…。


あれは何の話しをしている時だっただろう。


真っ白な壁を見つめたまま、その時の事を思い出してみようとしたけど、スローな頭では思い出す事が出来なかった。


帰ってきてから、残りの細かな荷物を出そうと思っていたけど、残念ながら身体は無理だと言ってる。


そのまま二日連続でテーブルで眠ってしまう所を、最後の気力を振り絞ってシャワーを浴びた。


髪を乾かしたあとで、彷徨うようにしてベットルームに辿り着き、そのまま眠りに就いた。


ママ、初出勤はかなり疲れたよ…。
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