氷の華
煩わしく感じていても、[ミルキィ]でナンバー1を張り続けている間は、莉沙の女房面にも付き合ってやらなければならない。
そう自分に言い聞かせ、深く吸い込んだ煙を吐き出して、サイドテーブルにある灰皿に穂先を押し付けた。
ベットルームからリビングに向かうと、莉沙は既にL字型のソファに腰を下ろしていた。
間接照明だけのリビング。
全面ガラス張りの壁では、漆黒のカーテンが冬の柔い陽光を完全に遮っている。
困惑と迷惑が入り交じった俺を後目に、莉沙の手元から火種が一つずつ増えていく。
L字型のソファに合わせた、直角三角形のガラステーブル。
その上に置かれたロウソクからの光と熱が、徐々にリビング全体へと広がっていく。
そう自分に言い聞かせ、深く吸い込んだ煙を吐き出して、サイドテーブルにある灰皿に穂先を押し付けた。
ベットルームからリビングに向かうと、莉沙は既にL字型のソファに腰を下ろしていた。
間接照明だけのリビング。
全面ガラス張りの壁では、漆黒のカーテンが冬の柔い陽光を完全に遮っている。
困惑と迷惑が入り交じった俺を後目に、莉沙の手元から火種が一つずつ増えていく。
L字型のソファに合わせた、直角三角形のガラステーブル。
その上に置かれたロウソクからの光と熱が、徐々にリビング全体へと広がっていく。