氷の華
「ケーキなんてどうしたんだ?」
「やっぱり忘れてたの?今日はアナタの誕生日でしょ?」
今日は俺の誕生日か…。
莉沙にそう告げられても、いまいちピンとこない。
俺の誕生日という事は、明日になればもうあれから随分と経つんだな…。
「本当に忘れてたって顔ね。私達には稼ぎ時だって尻を叩くくせに。」
呆れ顔から下唇を突き出した莉沙だったが、そんな事は当たり前だ。
キャストと違って、その日は売り上げが格段に伸びる訳でもないのに、誕生日をしっかり覚えていなければならない理由など、俺には無い。
「やっぱり忘れてたの?今日はアナタの誕生日でしょ?」
今日は俺の誕生日か…。
莉沙にそう告げられても、いまいちピンとこない。
俺の誕生日という事は、明日になればもうあれから随分と経つんだな…。
「本当に忘れてたって顔ね。私達には稼ぎ時だって尻を叩くくせに。」
呆れ顔から下唇を突き出した莉沙だったが、そんな事は当たり前だ。
キャストと違って、その日は売り上げが格段に伸びる訳でもないのに、誕生日をしっかり覚えていなければならない理由など、俺には無い。