氷の華
第三章…華
「蘭さん、ちょっと良いですか?」
初出勤の初仕事前、私の緊張はピークに達していた。
着慣れないドレスに四苦八苦しながらも、何とか身形だけはそれなりに見えると思う。
…自信は無いけど。
「はい、なんですか?」
接客業なんだから、笑顔は基本中の基本。
後ろから声をかけられた柿沢店長にも、笑顔で振り返った。
「社長がお呼びですので、私と一緒に来て貰えますか?」
初出勤の初仕事前、私の緊張はピークに達していた。
着慣れないドレスに四苦八苦しながらも、何とか身形だけはそれなりに見えると思う。
…自信は無いけど。
「はい、なんですか?」
接客業なんだから、笑顔は基本中の基本。
後ろから声をかけられた柿沢店長にも、笑顔で振り返った。
「社長がお呼びですので、私と一緒に来て貰えますか?」