幸せの出会いかた
6
山中さんが連れて行ってくれたお店は、次の駅方向に、10分くらい歩いたところにあった。
私の家からは反対方向なので、この地域は初めて来た。
そこは、店先に赤提灯がぶら下がった古くからの居酒屋さんだった。
「おしゃれな店じゃなくてすみません」
席に座り、
「僕はビールジョッキで。お酒飲めますか?なにがいい?」
「ほどほどに飲めますが、うーん、今日はすみませんやめておきます、ウーロン茶でお願いします」
食事は、お任せして頼んでもらう。
それぞれの飲み物がきて、なんとなくおつかれさまと乾杯をして、少し笑いあった。
「このお店、はじめは入るのに勇気がいるんですが、どれも美味しいし、定食風にも出してくれるから、野菜食ってないと思ったら、来るんです」
「あっ、今日は定食の日でなかったですか? 」
「だいじょうぶです。サラダも頼んだし今日は野菜多めです。普段一人とか男友達と来ると、サラダは頼まないから」
「ならよかったです」
少しずつ、いろいろなメニューを楽しむ。
たしかにどれも美味しい。煮物も味が染みていて、箸が進んでしまう。
「ここ、気に入りました?」
「はい!美味しいです。味付けもすごく丁寧で味わい深いし、この味好きです。」
山中さんは、うれしかったようで、ビールを、グイッと飲んでいた。
私の家からは反対方向なので、この地域は初めて来た。
そこは、店先に赤提灯がぶら下がった古くからの居酒屋さんだった。
「おしゃれな店じゃなくてすみません」
席に座り、
「僕はビールジョッキで。お酒飲めますか?なにがいい?」
「ほどほどに飲めますが、うーん、今日はすみませんやめておきます、ウーロン茶でお願いします」
食事は、お任せして頼んでもらう。
それぞれの飲み物がきて、なんとなくおつかれさまと乾杯をして、少し笑いあった。
「このお店、はじめは入るのに勇気がいるんですが、どれも美味しいし、定食風にも出してくれるから、野菜食ってないと思ったら、来るんです」
「あっ、今日は定食の日でなかったですか? 」
「だいじょうぶです。サラダも頼んだし今日は野菜多めです。普段一人とか男友達と来ると、サラダは頼まないから」
「ならよかったです」
少しずつ、いろいろなメニューを楽しむ。
たしかにどれも美味しい。煮物も味が染みていて、箸が進んでしまう。
「ここ、気に入りました?」
「はい!美味しいです。味付けもすごく丁寧で味わい深いし、この味好きです。」
山中さんは、うれしかったようで、ビールを、グイッと飲んでいた。