再び始まった恋。

―もう沢山だと思った恋愛。

また貴方がその道へとあたしを歩かせてくれました。


再び立ち止まってしまうけど…また歩き出せるように頑張るから。


だから貴方も頑張って…その道を進んで下さい。


貴方の笑顔が好きでした。



知らず知らず、涙が出てくる。


そんな涙も風がすべて拭ってくれるんだ。


彼の変りに…




「ありがと…」



あたしのマンションへ到着してしまい、彼へお礼の言葉とヘルメットを返す。



「…………。」



彼は何も口にしないであたしの差し出したヘルメットをただ見ているだけ…



どうしたんだろ…?


もしかして泣いてるの気付いていたとか?



「はい、ヘルメット…ありがと」



そう言ってもなかなか受け取らない彼。


自然と出来る沈黙。



ほんと、どうしちゃったのよ?

具合悪いとか?



「…………。」



「…………。」



はぁ…どうしよ。



「…なぁ、今日楽しかった?」



黙っていた彼が突然言葉を発したので、彼をみると…




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