再び始まった恋。
鈴木君が満足そうな顔をしていてると、
ジロッっと目を細めて彼は睨んでいた。
なんか以外過ぎる。
女なら誰でも適当に遊んでそうだったから…
彼に愛されている人ってどんな人?
その人凄いよ…
…………あたしには彼の心を引き出せなかったから…ね。
「そんな照れる事無いだろ!」
睨んでいる彼に対して明るく笑っている鈴木君。
「そぉ~なんですかぁ…」
残念と言わんばかりの加奈子の声のトーン。
まぁ、しょうがないよ…
この歳になったら、大体は彼氏彼女が居たり…
もしくは明るい結婚生活を送ってる人が多いしね。
「夕佳里ちゃんは彼氏居るの?」
向かえに座っている鈴木君が今度はあたしに問い掛ける。
あたし?
「夕佳里も居ないよ!」
又してもあたしが答える前に返答してしまった加奈子。
まぁ、いいや。
ほんとの事だし…