再び始まった恋。

鈴木君が満足そうな顔をしていてると、
ジロッっと目を細めて彼は睨んでいた。




なんか以外過ぎる。


女なら誰でも適当に遊んでそうだったから…


彼に愛されている人ってどんな人?



その人凄いよ…



…………あたしには彼の心を引き出せなかったから…ね。




「そんな照れる事無いだろ!」




睨んでいる彼に対して明るく笑っている鈴木君。



「そぉ~なんですかぁ…」




残念と言わんばかりの加奈子の声のトーン。



まぁ、しょうがないよ…


この歳になったら、大体は彼氏彼女が居たり…

もしくは明るい結婚生活を送ってる人が多いしね。




「夕佳里ちゃんは彼氏居るの?」



向かえに座っている鈴木君が今度はあたしに問い掛ける。



あたし?




「夕佳里も居ないよ!」



又してもあたしが答える前に返答してしまった加奈子。



まぁ、いいや。


ほんとの事だし…




< 21 / 178 >

この作品をシェア

pagetop