再び始まった恋。

「マジで？絶対居ると思ってた！」



絶対って…


居た方が良かったの？



なんか雰囲気が合コンみたいなんですけど…




「夕佳里は綺麗だし…やっぱモテるのよ！でもね、……止めておいた方がいい！」



加奈子…何それ？


あたし、そんなにモテないって…


それに止めておいた方がいいって…



誰もあたしなんか興味無いって！！




「……なんで？」




えっ？


今まで興味無さそうにこの場に居た彼の
低い声があたしの耳に届き…


そして、無表情な顔であたしの瞳だけを見つめていた。



再び、絡まる視線。


逸らしたくても逸らせない…力強い視線。




あたしに答えろって事？


な、何なの？


意味わかんない…




「…関係無いでしょ」




あたしに何を求めているの？


あんたには関係無いの。


一番、こうゆう話はあんたとしたくないの！




「ちょっと！夕佳里、失礼じゃん。いくら同級生だからって…」