再び始まった恋。

だって…


あたしは何て言えば良かったのよ…




「だってさ、アイツには関係無くない?」



「関係無くてもあんな態度は無いでしょ?って言ってるのっ!!」



もぉ~どうしてそんなに怒ってるのよ…


いいじゃん。

もう、言っちゃったんだもん。




「はぁ~。夕佳里が帰った後、麻生さんもすぐ帰っちゃったのよ…」




はっ?

そうだったの?




「えっ!待って!!麻生って?」




今まで黙ってあたし達のやり取りを見ていた美智が慌てた様に会話へと入ってきた。




あたしも加奈子もついつい美智の存在を気にせずヒートしていて…




「あっ!ごめん。美智」


「美智ちゃん、ごめんね…」




慌てて謝るあたしと加奈子。




「で、その麻生さんって?」




首を傾げて不思議そうに聞いてくる美智。



「あっ!夕佳里と同級生だったって事は美智ちゃんとも同級生だよね?高校の時、麻生 健永。って居たでしょ?
この前、タケさんの店で会ったのよ!」




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