再び始まった恋。

「えっ?」



目を見開いてビックリしてあたしを見ている美智。



そりぁ~、ビックリするよね…



あたしが好きだった事も嫌いだった事も美智は全部知ってるんだもん。




「ビックリしちゃった!あんなにカッコいい同級生がいるなんて…しかも一筋なんて!!」



嬉しそうに話し始める加奈子。



「加奈子、狙ってるの?」



嬉しそうに話す加奈子についつい聞いてしまった。



「ううん。そんなんじゃ無いよ!だってさぁ~あんなにカッコいいのにずっと想ってる人が居るなんて…
あたしの今後の夢も膨らむわ!」



な、何それ?


夢が膨らむって…




あたしも美智も呆れた様に苦笑い。




「まだまだそんな男が探せば居るって事でしょ?」



うっとり遠くの方を見て妄想のどっぷりはまってる加奈子。



駄目だ…


そうとうイカれてる!


加奈子を扱う男って大変だろうな…




「加奈子ちゃん、入っちゃってるね…」



「フフッ…あんなに怒ってたのに意味わかんないってね!」




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