再び始まった恋。
「えっ?……あぁ~…はぁ…」
訳のわかんなくなったあたしは何て口にすればわからなくて動揺しまくり…
そんなあたしを余所に
涼しげな顔であたしの返事も無しに隣りの席へと
腰を降ろした麻生 健永。
なぁーんで、またこうなるかなぁ~?
やっぱり武人が無理矢理あたしをパシリに使う時点で、
今日はツイてないんだ。
「……はぁー…」
溜め息しか出てこないよ。
てゆーか、どうしてあたしの隣りになんか座って来るのよ…
あたし、いいですよ!なんて一言も言ってないんですけど!?
横目でチラッと彼の様子を伺ってみると…
ドキンッ……
あたしの事、見てない?
物凄く視線を感じるんですが…
もぉっ!!なんなのよ!
あたしにどうしろと?
「な、何?あたしに何か用でもあった?」
出来れば、ここに来て欲しく無いし…
一生あんたに会いたくない。
自分で思ってたよりも冷たい言い方をしてしまっていた。