君にまっすぐ
婚約を解消したという言葉に驚いていると、孝俊がスッとあかりをエスコートし車まで連れてくる。
呆然としているあかりはされるがままだ。
「どうぞ。」
車を開けてあかりの乗車を促す言葉にハッとして、動きが止まる。
「いや、ダメですよ。」
「なんで?もう婚約中じゃないし、俺達は友達だろ?」
その言葉に反論もできず、結局はそのまま車に乗り込んだ。
「最近は、海外出張とか他にもいろいろあって、時間が押してたから、家の車の送迎で出社してたんだ。だから、駐車場に行くことはなかったから、顔を合わせるのは久しぶりだよね。」
「そうですね。この1ヶ月全く姿をお見かけしなかったので、どうしたのかと思っていました。」
「婚約破棄したり、海外に行ったり色々してたよ。」
あかりの言葉に笑いながら孝俊が答える。
「婚約を破棄したというのに、ずいぶん楽しげですね。」
「あぁ、すごく楽しい。なんていったって、君が助手席に座ってるからね。これ程嬉しいことはないよ。」
今までに見たことがないようなニコニコ笑顔で、孝俊はあかりを横目に、楽しそうに運転している。
孝俊が運転する横であかりは久しぶりに乗ったオルディの乗り心地を懐かしんだ。
「どう?オルディも少しは落ち着く場所になった?」
シートに体を預け、その座り心地を堪能していると、赤信号で停まった孝俊が顔を覗きこんでくる。
近づいてきた孝俊に驚き、ぱっと身体をそらす。
「そんなにあからさまな態度をとられると傷つくな。」
そういいながら、再度車を発進させた孝俊から顔をそらし、あかりは赤くなったはずの頬に手を当てる。
近い!
近づいてきた整った孝俊の顔にドキドキする。
こんなに近くで顔を見たのは初めてだ。
婚約を解消したと聞いた時からあかりの心臓は心拍数が上がり、ずっとドキドキしているがさらに心拍数が上がったみたいだ。
呆然としているあかりはされるがままだ。
「どうぞ。」
車を開けてあかりの乗車を促す言葉にハッとして、動きが止まる。
「いや、ダメですよ。」
「なんで?もう婚約中じゃないし、俺達は友達だろ?」
その言葉に反論もできず、結局はそのまま車に乗り込んだ。
「最近は、海外出張とか他にもいろいろあって、時間が押してたから、家の車の送迎で出社してたんだ。だから、駐車場に行くことはなかったから、顔を合わせるのは久しぶりだよね。」
「そうですね。この1ヶ月全く姿をお見かけしなかったので、どうしたのかと思っていました。」
「婚約破棄したり、海外に行ったり色々してたよ。」
あかりの言葉に笑いながら孝俊が答える。
「婚約を破棄したというのに、ずいぶん楽しげですね。」
「あぁ、すごく楽しい。なんていったって、君が助手席に座ってるからね。これ程嬉しいことはないよ。」
今までに見たことがないようなニコニコ笑顔で、孝俊はあかりを横目に、楽しそうに運転している。
孝俊が運転する横であかりは久しぶりに乗ったオルディの乗り心地を懐かしんだ。
「どう?オルディも少しは落ち着く場所になった?」
シートに体を預け、その座り心地を堪能していると、赤信号で停まった孝俊が顔を覗きこんでくる。
近づいてきた孝俊に驚き、ぱっと身体をそらす。
「そんなにあからさまな態度をとられると傷つくな。」
そういいながら、再度車を発進させた孝俊から顔をそらし、あかりは赤くなったはずの頬に手を当てる。
近い!
近づいてきた整った孝俊の顔にドキドキする。
こんなに近くで顔を見たのは初めてだ。
婚約を解消したと聞いた時からあかりの心臓は心拍数が上がり、ずっとドキドキしているがさらに心拍数が上がったみたいだ。