悪い目覚め
愛紅side
私はもう殺されるという覚悟をしてた。
お兄ちゃんが殺されて…
力が抜けた瞬間もう無理だと悟った。
男に首を切られながらも
お姉ちゃんに言いたいことを伝えた。
ヒューヒューと耳障りな音…
ドクドクと生暖かい血が流れる感覚
自分の心臓の動く音が
耳元で聴こえてくる。
意識が遠くなる感覚の中
家族との楽しい思い出 学校の友達
そして哀雨との思い出を思い出しながら
私は深い眠りについた。
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