嫌われ者のお姫様


こんな時
漫画や小説だとかっこいい人が助けてくれる。
だけど、ここが漫画や小説の世界ではない限りそんな事はないと思っている。



なので、私は必死におじいさんおばあちゃんに道を聞いてやっとの思いで学校にたどり着いた。
可愛い女の子なら、ここで泣いて学校に行くなんて忘れちゃうと思う、だけど私は可愛くもないし弱くもない。


はぁ、疲れた。私がまっすぐ行った道は学校の反対方向で学校につくのが普通なら10分のところを32分もかかってしまった。

これは大遅刻だ……。


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