次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「外商さんもいいですけどね、今日はちょっと趣向を変えてみましたの。お義母様もきっとワクワクしますわ」
「そうなの?そんな事言われたら、なんだか期待しちゃうわね」
「一番ワクワクしてるのは母さんだと思いますけどね?とりあえず、おしゃべりはそこでストップして下さい。浮かれ過ぎて、余計な事まで言ってしまいそうだ」
助手席から後ろを向いて、女二人だけで盛り上がる会話を止めた駿介が視線を私にやって、嬉しそうに目を細めた。
珍しいけど、どうやら駿介も耀子母さんに劣らず浮かれているらしい。
私以外がやたら盛り上がっているからか、私自身は変に冷静で、落ち着いて観察する事が出来た。
駿介はスーツ姿だし、私も駿介に指定された通り、同行する秘書として相応しいかっちりとしたスーツを着ている。しかし、お祖母様達は普段着だ。一緒にパーティーに出席する訳ではないのだろう。
でも、さっき「外商さん」って単語が出ていた。どこかの百貨店に買い物に行くのだろうか?
「そうなの?そんな事言われたら、なんだか期待しちゃうわね」
「一番ワクワクしてるのは母さんだと思いますけどね?とりあえず、おしゃべりはそこでストップして下さい。浮かれ過ぎて、余計な事まで言ってしまいそうだ」
助手席から後ろを向いて、女二人だけで盛り上がる会話を止めた駿介が視線を私にやって、嬉しそうに目を細めた。
珍しいけど、どうやら駿介も耀子母さんに劣らず浮かれているらしい。
私以外がやたら盛り上がっているからか、私自身は変に冷静で、落ち着いて観察する事が出来た。
駿介はスーツ姿だし、私も駿介に指定された通り、同行する秘書として相応しいかっちりとしたスーツを着ている。しかし、お祖母様達は普段着だ。一緒にパーティーに出席する訳ではないのだろう。
でも、さっき「外商さん」って単語が出ていた。どこかの百貨店に買い物に行くのだろうか?