次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
いきなりの話題に困ってしまう。大介父さんと違って、耀子母さんはこれまで私に結婚を急かすような事は言わなかったのに。
「母さん。そんな事いきなり言われても、文香が困ってるよ」
「あら、そうね。ごめんなさい。なんだか浮かれちゃって」
私の困惑を察した駿介にやんわりと注意された母さんが謝ってくれるのに、首を振って答える。
「そんな、気にしないで。いきなりだったからびっくりしただけ、だから。それに、私より駿介のお嫁さんに選んであげる方が早いんじゃない?」
最後はちょっと冗談っぽく言ったら、耀子母さんも笑ってくれた。
「駿介に甲斐性があれば、ね。この子ってば、肝心な所ではっきりしないから」
「慎重だと言って欲しいな。ほら、本当にもう行くぞ」
少し苛立った駿介に腰を抱かれて、外へと促された。
「しゅ、駿介?」
「母さん。そんな事いきなり言われても、文香が困ってるよ」
「あら、そうね。ごめんなさい。なんだか浮かれちゃって」
私の困惑を察した駿介にやんわりと注意された母さんが謝ってくれるのに、首を振って答える。
「そんな、気にしないで。いきなりだったからびっくりしただけ、だから。それに、私より駿介のお嫁さんに選んであげる方が早いんじゃない?」
最後はちょっと冗談っぽく言ったら、耀子母さんも笑ってくれた。
「駿介に甲斐性があれば、ね。この子ってば、肝心な所ではっきりしないから」
「慎重だと言って欲しいな。ほら、本当にもう行くぞ」
少し苛立った駿介に腰を抱かれて、外へと促された。
「しゅ、駿介?」