次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「だから、なんの遠慮も心配もしないで文香はオレに守られてろ。ずっと側にいろ」
「ーーーはい」
嬉しくて、涙がぽろぽろ溢れる。幸せな涙が流せるなんて、夢みたいだ。
「ほら、泣いてないで選ぶぞ。さっさと選んで家に帰らないと、親父達が待ちくたびれる」
「えっ、今から國井の家に行くの!?」
「当然だ。あの三人はずーっと待ってたんだからな。あ、これはどうだ?」
駿介が選んでくれたのは大きなダイヤの横に小さめのピンクダイヤが添えられた指輪。アームのカーブも優美で、やっぱり私の好みど真ん中。
「うん、綺麗」
そっと左の薬指に嵌められた指輪を見ていたら、視界の端で駿介の顔が綻ぶのが見えた。
「そうやってずっと笑ってろ。その笑顔の為なら、俺はどれだけだって頑張れるから」
「私も、だよ。私も駿介が幸せになってくれるなら、なんだって出来る」
「ああ。でも、俺から離れるのはナシだぞ。なんだってするのは俺の隣で、限定だ」
「ーーーはい」
嬉しくて、涙がぽろぽろ溢れる。幸せな涙が流せるなんて、夢みたいだ。
「ほら、泣いてないで選ぶぞ。さっさと選んで家に帰らないと、親父達が待ちくたびれる」
「えっ、今から國井の家に行くの!?」
「当然だ。あの三人はずーっと待ってたんだからな。あ、これはどうだ?」
駿介が選んでくれたのは大きなダイヤの横に小さめのピンクダイヤが添えられた指輪。アームのカーブも優美で、やっぱり私の好みど真ん中。
「うん、綺麗」
そっと左の薬指に嵌められた指輪を見ていたら、視界の端で駿介の顔が綻ぶのが見えた。
「そうやってずっと笑ってろ。その笑顔の為なら、俺はどれだけだって頑張れるから」
「私も、だよ。私も駿介が幸せになってくれるなら、なんだって出来る」
「ああ。でも、俺から離れるのはナシだぞ。なんだってするのは俺の隣で、限定だ」