次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「幸せになったんじゃなくて、幸せになるんだ。今日からもっともっと幸せになってくんだから、覚悟しとけよ」
悪戯っ子の笑みでされた宣言が嬉しい過ぎて、涙が目に溜まる。
「あっ、おい!ちょっ、泣くなよ!」
「嬉し涙だもん、いいでしょ?」
急に慌てだした駿介が可愛い。なんてのんきに思った私に爆弾が落ちた。
「ダメだ!今から両家の顔合わせだってのに、泣き顔で行かせられないだろうが」
「今からって、両家って‥‥‥えぇ!?」
「今朝、無事に文香捕まえたって親父に電話した時にそういう話になったんだ。近いうちに結婚するんだしって」
「けっ結婚って、えぇぇっ!?」
「善は急げだからな。夜に蔵本さん一家呼んで会食だ」
「ーーー」
言葉が出ない。その前に頭が追いつかない。
私が知らない間に交際を知られたならまだしも、結婚報告まで終わってて、両家での会食までセッティングされていたなんて‥‥‥。
悪戯っ子の笑みでされた宣言が嬉しい過ぎて、涙が目に溜まる。
「あっ、おい!ちょっ、泣くなよ!」
「嬉し涙だもん、いいでしょ?」
急に慌てだした駿介が可愛い。なんてのんきに思った私に爆弾が落ちた。
「ダメだ!今から両家の顔合わせだってのに、泣き顔で行かせられないだろうが」
「今からって、両家って‥‥‥えぇ!?」
「今朝、無事に文香捕まえたって親父に電話した時にそういう話になったんだ。近いうちに結婚するんだしって」
「けっ結婚って、えぇぇっ!?」
「善は急げだからな。夜に蔵本さん一家呼んで会食だ」
「ーーー」
言葉が出ない。その前に頭が追いつかない。
私が知らない間に交際を知られたならまだしも、結婚報告まで終わってて、両家での会食までセッティングされていたなんて‥‥‥。