次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
そんな私の額に唇を落としながら、駿介が甘く囁く。
「悪い、言い方が悪かったな。俺の感情がはっきりしないせいで傷付けたくなかったんだ。妹だろうが恋人だろうが、文香が大切な事は変わらないから」
ギュッと抱き締める腕に力が込められて、愛情が伝わってくる。
小さい私が國井の家に行った時から駿介は優しかった。乱暴な態度や言葉使いでも、その優しさはいつだって私に真っ直ぐ届いていた。
「駿介はずっと私に優しくしてくれるね」
嬉しくて抱き締められた胸に擦り寄ると、今度は髪にキスされる。
「でも俺も、自分がこんな風になるとは思わなかったよ。今までの恋愛でこんな熱くなったことも弱くなった事もないからな」
「ふふっ、そうだね。彼女に対してもいつも駿介は俺様だった」
いつか涼介君と揶揄った事を思い出して笑うと、急に駿介に噛み付くように口付けられた。それは長い長いキスで、終わった時にはくったりと身体の力が抜けてしまったほど。
「悪い、言い方が悪かったな。俺の感情がはっきりしないせいで傷付けたくなかったんだ。妹だろうが恋人だろうが、文香が大切な事は変わらないから」
ギュッと抱き締める腕に力が込められて、愛情が伝わってくる。
小さい私が國井の家に行った時から駿介は優しかった。乱暴な態度や言葉使いでも、その優しさはいつだって私に真っ直ぐ届いていた。
「駿介はずっと私に優しくしてくれるね」
嬉しくて抱き締められた胸に擦り寄ると、今度は髪にキスされる。
「でも俺も、自分がこんな風になるとは思わなかったよ。今までの恋愛でこんな熱くなったことも弱くなった事もないからな」
「ふふっ、そうだね。彼女に対してもいつも駿介は俺様だった」
いつか涼介君と揶揄った事を思い出して笑うと、急に駿介に噛み付くように口付けられた。それは長い長いキスで、終わった時にはくったりと身体の力が抜けてしまったほど。