次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「そ、それより、さ。そろそろ出ないとだよね?」
赤くなった顔は強引に話題を変えでもしないと、元に戻りそうにない。
「ああ、そうだな。そろそろ出ないとゆっくり見られないな」
うなづいた駿介はそのままふいっと移動してしまう。私も急いで後を追おうとするけど着て着たスーツも置きっ放しには出来ない。まとめて持とうとわたわたする間に見失ってしまった。
「お客様、少しよろしいですか?」
バタバタと慌ててフィッティングルームから出ようとしていた私に、さっきの女性店員さんが声をかけてきた。その手にはショップのモノと思われる紙袋とハサミ。
「失礼しますねー。動かないで下さい」
袖口に付いているタグを着ると、その後は紙袋に私の着てきたスーツを、丁寧に入れてくれている。
「あの‥‥」
「お支払いは國井様が先程。今日はこのまま着て帰られるとのことでしたが、よろしかったですか?」
赤くなった顔は強引に話題を変えでもしないと、元に戻りそうにない。
「ああ、そうだな。そろそろ出ないとゆっくり見られないな」
うなづいた駿介はそのままふいっと移動してしまう。私も急いで後を追おうとするけど着て着たスーツも置きっ放しには出来ない。まとめて持とうとわたわたする間に見失ってしまった。
「お客様、少しよろしいですか?」
バタバタと慌ててフィッティングルームから出ようとしていた私に、さっきの女性店員さんが声をかけてきた。その手にはショップのモノと思われる紙袋とハサミ。
「失礼しますねー。動かないで下さい」
袖口に付いているタグを着ると、その後は紙袋に私の着てきたスーツを、丁寧に入れてくれている。
「あの‥‥」
「お支払いは國井様が先程。今日はこのまま着て帰られるとのことでしたが、よろしかったですか?」