次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
甘い尋問
久しぶりの『月桃』はやっぱり美味しい。
ずっと大好きな牛肉の赤ワイン煮込みやマグロのミキュイ、柑橘の香りが爽やかなサラダも記憶より美味しくて、沢山食べてしまった。
「相変わらず幸せそうに食べるな。で、デザートはどうする?」
向かいからにっこりとデザートメニューを差し出す駿介はとてもご機嫌で、車内での不機嫌がウソみたいだ。
「もちろん!って言いたいとこだけど、美味しくってちょっと食べ過ぎちゃったかも。デザートも食べたいけど‥‥」
これ以上はカロリー取りすぎだしやめておくべきって分かってるけど、デザートメニューに並んだ文字が魅力的過ぎて目を離せない。
「食べたらいい。大体、文香はもっと体重を増やした方が良いぐらいだし。体重が増えたらメリハリも出るんじゃないか?」
「どうせメリハリのないスタイルですよーだ。じゃあ遠慮なく食べよーっと」
ぷくっと頬を膨らませて再度デザートメニューに視線を落として真剣に悩む。
魅力的なメニューから1つだけ選ぶんだから中々に決断が必要だ。失敗したくもないし。
ずっと大好きな牛肉の赤ワイン煮込みやマグロのミキュイ、柑橘の香りが爽やかなサラダも記憶より美味しくて、沢山食べてしまった。
「相変わらず幸せそうに食べるな。で、デザートはどうする?」
向かいからにっこりとデザートメニューを差し出す駿介はとてもご機嫌で、車内での不機嫌がウソみたいだ。
「もちろん!って言いたいとこだけど、美味しくってちょっと食べ過ぎちゃったかも。デザートも食べたいけど‥‥」
これ以上はカロリー取りすぎだしやめておくべきって分かってるけど、デザートメニューに並んだ文字が魅力的過ぎて目を離せない。
「食べたらいい。大体、文香はもっと体重を増やした方が良いぐらいだし。体重が増えたらメリハリも出るんじゃないか?」
「どうせメリハリのないスタイルですよーだ。じゃあ遠慮なく食べよーっと」
ぷくっと頬を膨らませて再度デザートメニューに視線を落として真剣に悩む。
魅力的なメニューから1つだけ選ぶんだから中々に決断が必要だ。失敗したくもないし。