次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「そういや、ミナトだけど‥‥いいのか?」
「え?」
デザートを食べ終わったタイミングで、硬い声で駿介が言った。
急になんの事を言い出したのか分からなくてキョトンとしてしまう私に、駿介はじれったそうにもう一度言う。
「だから!ミナトの事だ。彼女がいるのに他の女と2人で食事に行くっておかしいだろう。文香も相手が友達とはいえ、恋人が女と2人で出掛けて不満はないのか?」
‥‥あぁ。
どうやら私は、優しくて甘い駿介との食事に酔ってしまっていたらしい。駿介の話を理解するまでに随分時間がかかってしまった。
「別に。それにミナトはそんなんじゃないから」
「そんなんじゃないってどういう意味だ。浮気なんてしないって意味か?それとも‥‥」
「両方だよ。ミナトは浮気なんてする人間じゃないし、私の恋人でもないもん」
納得いかなくて詰問口調になる駿介の言葉を被せるように答える。
「恋人じゃないならなんなんだよ!10年も付き合ってて恋人じゃないなら一体なんなんだ。セフレか?」
「え?」
デザートを食べ終わったタイミングで、硬い声で駿介が言った。
急になんの事を言い出したのか分からなくてキョトンとしてしまう私に、駿介はじれったそうにもう一度言う。
「だから!ミナトの事だ。彼女がいるのに他の女と2人で食事に行くっておかしいだろう。文香も相手が友達とはいえ、恋人が女と2人で出掛けて不満はないのか?」
‥‥あぁ。
どうやら私は、優しくて甘い駿介との食事に酔ってしまっていたらしい。駿介の話を理解するまでに随分時間がかかってしまった。
「別に。それにミナトはそんなんじゃないから」
「そんなんじゃないってどういう意味だ。浮気なんてしないって意味か?それとも‥‥」
「両方だよ。ミナトは浮気なんてする人間じゃないし、私の恋人でもないもん」
納得いかなくて詰問口調になる駿介の言葉を被せるように答える。
「恋人じゃないならなんなんだよ!10年も付き合ってて恋人じゃないなら一体なんなんだ。セフレか?」