次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
2人の間に投げられた言葉に、言った駿介の方が止まった。
「‥‥悪い。さすがに言い過ぎた」
「いいよ。私も聞かなかったことにするから」
感情が高ぶったとはいえ、女性にハッキリと聞く内容じゃない。フェミニスト駿介としては言った自分も許せないんだろう、ずいぶんと苦い表情だ。
私からしても、まさか言われるとは思ってなかった言葉だ。未だ処女な私にセフレが存在するわけがないし、欲しいと思ったこともない。
「堅い考えかもしれんが、俺は恋人がいる時は仕事以外で女性と2人で出掛けたりはしない。もちろん、食事もだ。それが相手への誠意だと思っている。
文香は違うのか?お前は恋人がいても他の男と遊ぶのか?恋人が違う女と遊ぶのを容認するのか?」
苦い顔のまま真っ直ぐな視線を私にぶつけてくる駿介からは、絶対に引かないという意思が見える。
私が真剣に答えない限り、この話は終わらないのだ。
「私も駿介と同じ考えだよ。1人の相手と真剣に向き合って想い合って恋愛したいと思ってる。でもね、ミナトはそういうのじゃないから」
「‥‥悪い。さすがに言い過ぎた」
「いいよ。私も聞かなかったことにするから」
感情が高ぶったとはいえ、女性にハッキリと聞く内容じゃない。フェミニスト駿介としては言った自分も許せないんだろう、ずいぶんと苦い表情だ。
私からしても、まさか言われるとは思ってなかった言葉だ。未だ処女な私にセフレが存在するわけがないし、欲しいと思ったこともない。
「堅い考えかもしれんが、俺は恋人がいる時は仕事以外で女性と2人で出掛けたりはしない。もちろん、食事もだ。それが相手への誠意だと思っている。
文香は違うのか?お前は恋人がいても他の男と遊ぶのか?恋人が違う女と遊ぶのを容認するのか?」
苦い顔のまま真っ直ぐな視線を私にぶつけてくる駿介からは、絶対に引かないという意思が見える。
私が真剣に答えない限り、この話は終わらないのだ。
「私も駿介と同じ考えだよ。1人の相手と真剣に向き合って想い合って恋愛したいと思ってる。でもね、ミナトはそういうのじゃないから」