次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「ありがとうございます。でもいいんですか?私達なんて完全な部外者ですよ?」
『いいのよ。私の友達も来る気軽なパーティなの。何人かアーティストも来るから、文香ちゃんのお友達も喜んでくれるんじゃないかしら』
久美ちゃんは絵が好きで美術館にも行く人だから確かに喜んでくれるだろう。
「ありがとうございます。では久美ちゃんにも予定聞いてみます」
『じゃあ私も楽しみにしてるわ。あ、もちろん文香ちゃんのボディーガードさんも来て大丈夫だからねー』
ん?ボディーガードって誰ことだろう?と考える私をそのままに、夏希さんはハイテンション
なまま電話を切ってしまった。
思わず何も言わなくなった受話器を見つめていたら、頭上から視線を感じて顔を上げた。
「お前、何してるんだ?」
怪訝そうな駿介を見て、あっ!と声が出た。
私を守ってくれるのは間違いないけど、ボディーガードってより小煩い兄だと思う。
「夏希さんからお誘いのお電話を頂いたんです。金曜に個展の打ち上げをするから友達と一緒にどうか、と。常務にもお誘い頂きましたが、どうしますか?」
『いいのよ。私の友達も来る気軽なパーティなの。何人かアーティストも来るから、文香ちゃんのお友達も喜んでくれるんじゃないかしら』
久美ちゃんは絵が好きで美術館にも行く人だから確かに喜んでくれるだろう。
「ありがとうございます。では久美ちゃんにも予定聞いてみます」
『じゃあ私も楽しみにしてるわ。あ、もちろん文香ちゃんのボディーガードさんも来て大丈夫だからねー』
ん?ボディーガードって誰ことだろう?と考える私をそのままに、夏希さんはハイテンション
なまま電話を切ってしまった。
思わず何も言わなくなった受話器を見つめていたら、頭上から視線を感じて顔を上げた。
「お前、何してるんだ?」
怪訝そうな駿介を見て、あっ!と声が出た。
私を守ってくれるのは間違いないけど、ボディーガードってより小煩い兄だと思う。
「夏希さんからお誘いのお電話を頂いたんです。金曜に個展の打ち上げをするから友達と一緒にどうか、と。常務にもお誘い頂きましたが、どうしますか?」