空ーsky-
「今日はたまたまの外食だったの?もしかして、日常的に外食?」

「いえ。今日は学校に行って、そのあとは春さんと図書館にいたので夕飯の準備をする時間がなくて」

まるで質問攻めにあってるみたいに海堂君が質問すれば、春さんが、海堂君が、春さんがと交互に質問される。

「そっか。自炊もするんだね」
「はい。今日は特別って感じで」

「楠木ちゃんの自信がある料理って何?」

自信のある料理……お母さんから教わったあれかな?

「お母さんから教わった肉じゃがですかね」

「肉じゃがか。いいね」


春さんと海堂君と話しているうちにどんどんと時間がたっていて気が付けば、九時半になっていた。
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