誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策
12月に入ると直ぐに期末試験がある。

いよいよ受験も間近で、教室も嫌な雰囲気が漂う。



このナーバスな空気が俺はどうも居心地が悪く、登校も気が進まないんだけど…



毎朝彼女と過ごす電車の7分間だけが俺の日々を支えてくれる。

過ごすと言っても相変わらず俺は彼女を見つめているだけなんだけど…



とは言え…



3学期は俺たち3年は自由登校になるから、

こうして学校に通うのもあと数週間だ。



彼女に逢えるのも─
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