誰かが君に恋してる。～純情男子の恋の傾向と対策

俺は焦っていた。

そして迷っていた。



このまま君への想いは押し留めてしまおうか。

それとも君に伝えようか─





君はきっと俺のことを知らない。

だからきっとこの想いが実る可能性は極めて低くて…



伝えても寧ろ君を悲しませてしまうだけかもしれない。





万にひとつ、想いが君に届いたとして…



俺は君の思い描く理想に沿える？



そして君が、俺が勝手に思い描いている君と違った時、俺は君のこと愛せるだろうか？