誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策
(て、見惚れてる場合じゃなくて!)



君に溺れかけてはたと気付く。

俺が今すべきことは…



「あの、コーヒー旨いカフェがあるんだ。

俺も一度行っただけだけど、内装もレトロ可愛いって言うか、お洒落で落ち着く店で…

あ!あと、その場でフルーツ搾ってくれるスムージーの店とかもあるけどどっちが良い?」



「え…

んー…」



君は少し小首を傾げて口元に指を当てる。

それから、



「じゃあ…スムージー。スムージーが良いです。」



と、俺を真っ直ぐ見て答え、少し微笑む。



俺も君に微笑み返す。
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